下永吉の県道沿いに「幽霊道」と呼ばれる一画がある。街灯が一本もなく、両側を木立が覆うわずか百メートルほどの区間。夜間に通ると、木の間から白い手が伸びてくるという話がある。実際に目撃したという人は少ないが、誰もが「あの道だけは夜に通りたくない」と口を揃える。恐怖は実体験ではなく、共有された物語から生まれることもある。
第46話
夜の百物語
下永吉の幽霊道
第46話 / 100話まであと54話
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#怪談#下永吉#道
第46話 / 100話まであと54話
下永吉の県道沿いに「幽霊道」と呼ばれる一画がある。街灯が一本もなく、両側を木立が覆うわずか百メートルほどの区間。夜間に通ると、木の間から白い手が伸びてくるという話がある。実際に目撃したという人は少ないが、誰もが「あの道だけは夜に通りたくない」と口を揃える。恐怖は実体験ではなく、共有された物語から生まれることもある。