かつて茂原市内には十軒以上の銭湯があった。今では二軒を残すのみ。そのひとつ「松の湯」は、昭和三十年代から営業を続けている。常連の多くは七十代以上。毎日同じ時間に来て、同じ場所で体を洗い、同じ相手と世間話をする。番台に座る三代目は言う。「うちは湯を売ってるんじゃない。居場所を売ってるんだ」。
第29話
昼の百物語
茂原の銭湯文化
第29話 / 100話まであと71話
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#銭湯#昭和#居場所
第29話 / 100話まであと71話
かつて茂原市内には十軒以上の銭湯があった。今では二軒を残すのみ。そのひとつ「松の湯」は、昭和三十年代から営業を続けている。常連の多くは七十代以上。毎日同じ時間に来て、同じ場所で体を洗い、同じ相手と世間話をする。番台に座る三代目は言う。「うちは湯を売ってるんじゃない。居場所を売ってるんだ」。