外房線の新茂原駅近くにかつて踏切番の小屋があった。番人が引退した後も、深夜に小屋の窓から灯りが漏れることがあった。ある鉄道員が確認に行くと、小屋の中に火の気はなかったが、椅子が温かかった。まるでついさっきまで誰かが座っていたかのように。小屋は解体されたが、跡地には今も誰かが踏切を見守っているような気配がある。
第14話
夜の百物語
新茂原の踏切小屋
第14話 / 100話まであと86話
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#怪談#新茂原#踏切
第14話 / 100話まであと86話
外房線の新茂原駅近くにかつて踏切番の小屋があった。番人が引退した後も、深夜に小屋の窓から灯りが漏れることがあった。ある鉄道員が確認に行くと、小屋の中に火の気はなかったが、椅子が温かかった。まるでついさっきまで誰かが座っていたかのように。小屋は解体されたが、跡地には今も誰かが踏切を見守っているような気配がある。