押日地区の田んぼでは、六月になると蛍が飛ぶ。だが地元の人が語る「押日の蛍」は少し違う。真冬の十二月、雪がちらつく夜に光る蛍がいるという。それは蛍ではなく、古い墓地から漂ってくる光だという解釈もある。見た者は必ず翌年に良いことがあるとされ、怖い話というよりも、ありがたい話として語り継がれている。
第15話
夜の百物語
押日の蛍
第15話 / 100話まであと85話
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#怪談#押日#蛍
第15話 / 100話まであと85話
押日地区の田んぼでは、六月になると蛍が飛ぶ。だが地元の人が語る「押日の蛍」は少し違う。真冬の十二月、雪がちらつく夜に光る蛍がいるという。それは蛍ではなく、古い墓地から漂ってくる光だという解釈もある。見た者は必ず翌年に良いことがあるとされ、怖い話というよりも、ありがたい話として語り継がれている。