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第54話
昼の百物語

百物語|七夕顛末記 #12:出してみて、初めて分かる

「面白い」は、売れるとは限らない

第54話 / 100話まであと46話

2026/7/2約3分で読めます

ここまでで、構造は整った。

出店の方向性。

怪談ライブの企画。

出演者の選定。

やるべきことは一通り決まった。

次は、外に出すフェーズ。

——告知と販売

ここで初めて、

“評価”が入る。

どれだけ内部で納得していても、

外に出した瞬間に意味が変わる。

面白いと思っているのは、あくまで内側の話。

それが外に通じるかどうかは、別問題だ。

まずは告知。

情報を出す。

出演者を出す。

日程を出す。

反応を見る。

ここで分かるのは、シンプルだ。

——興味を持たれるかどうか

いいねがつく。

コメントがつく。

シェアされる。

でも、それだけでは足りない。

本当に見るべきは、その先。

——実際に動くかどうか

チケットが売れるか。

問い合わせが来るか。

人が来る前提になるか。

ここがすべてだ。

正直に言えば、

最初から順調だったわけではない。

反応はある。

でも、動きが弱い。

「面白そうですね」で止まる。

一番怖いパターンだ。

評価はされている。

でも、行動につながっていない。

ここで気づく。

“認知”と“行動”は別物だということ。

知ってもらうだけでは意味がない。

来てもらわなければ成立しない。

だから、やり方を変える。

ただ情報を出すだけではなく、

“行く理由”をつくる。

・なぜこの日なのか

・なぜこの場所なのか

・なぜこのメンバーなのか

そこを伝える。

さらに言えば、

“今行かない理由を潰す”

迷いを減らす。

不安を消す。

判断をシンプルにする。

この調整を入れていく。

すると、少しずつ変わる。

問い合わせが具体的になる。

動きが見えてくる。

「行きます」が増える。

ここでようやく、手応えが出てくる。

ただ、それでも確定ではない。

最後まで分からない。

イベントはそういうものだ。

だからこそ、このフェーズはシビアになる。

数字で見える。

反応で分かる。

ごまかしが効かない。

でも、それでいいと思った。

内部の評価ではなく、

外の評価で判断される。

それが、今回やっていることの前提だった。

ここまで来て、ようやく揃う。

構造。

企画。

実行。

そして、評価。

あとは本番を迎えるだけ。

——そう思っていた

#茂原七夕祭り,百物語,怪談ライブ,立川志の春,落語,伝統芸能,語り,イベント設計,地域活性,ドキュメンタリー

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