茂原の住宅街を夜に歩いていた。ふと気づく。すべての家の窓から、同じ人がこちらを見ている。顔も、姿勢も同じ。目が合うと、一斉にカーテンが閉まる。最後の一軒だけ、閉まらない。そこを覗く。誰もいない。だがガラスに映った自分の後ろに——さっきの“同じ顔”が立っていた。