永吉地区の墓地では、旧盆の夜に火の玉が目撃されることがある。リン火の科学的説明はつくが、地元の人々はそう考えない。「帰ってきたんだよ、盆だから」と自然に受け入れている。ある年、火の玉が墓地を離れ、近くの民家の庭先まで飛んできた。その家の主人は「親父が帰ってきたんだろう。生前よく庭で晩酌してたから」と笑った。
第38話
夜の百物語
永吉の火の玉
第38話 / 100話まであと62話
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#怪談#永吉#火の玉
第38話 / 100話まであと62話
永吉地区の墓地では、旧盆の夜に火の玉が目撃されることがある。リン火の科学的説明はつくが、地元の人々はそう考えない。「帰ってきたんだよ、盆だから」と自然に受け入れている。ある年、火の玉が墓地を離れ、近くの民家の庭先まで飛んできた。その家の主人は「親父が帰ってきたんだろう。生前よく庭で晩酌してたから」と笑った。