88
夜の百物語

綱島の灯台守

88話 / 100話まであと12

1分で読めます

一宮海岸に近い綱島地区には、かつて小さな灯台があった。灯台守は代々地元の漁師が務めた。最後の灯台守だった老人は、灯台が自動化された後も毎晩海を見に来ていた。亡くなった後、嵐の夜に灯台の跡地から光が見えたという漁師がいる。「爺さんがまだ灯を守ってるんだ」。光は一晩で消え、二度と見えなくなった。

#怪談#綱島#灯台