山崎地区の丘の上に一本杉が立っている。樹齢三百年とも言われるこの杉は、落雷を何度も受けながら生き延びてきた。幹には黒い焦げ跡が走り、枝の半分は枯れている。だが毎年春になると、残った枝から新芽が吹く。地元では「雷神の宿る木」として祀られ、嵐の夜には杉の幹が青白く光るという。
第80話
夜の百物語
山崎の一本杉
第80話 / 100話まであと20話
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#怪談#山崎#巨木
第80話 / 100話まであと20話
山崎地区の丘の上に一本杉が立っている。樹齢三百年とも言われるこの杉は、落雷を何度も受けながら生き延びてきた。幹には黒い焦げ跡が走り、枝の半分は枯れている。だが毎年春になると、残った枝から新芽が吹く。地元では「雷神の宿る木」として祀られ、嵐の夜には杉の幹が青白く光るという。