アキヤマ怪談 実体験実話怪談 雨の電話BOX
1987年頃 当時24歳の俺はレンタルビデオ店の店長だったが
その会社で流行に乗って宅配ピザを、はじめることになった
フランチャイズではなくインディーズ・ピザ店である
配達バイトを数人雇い 厨房も数人雇った
それぞれを仕切るメンバーが必要ということで抜擢された・・・
宅配ピザは好評でかなりの注文が来た
注文が来るのは繁盛していいのだが
夜21時頃に注文が数件入ると
地方なので注文から45分でお届けになっているものの
地味にぎりぎりバイクで30分の、家から注文が入ることもあった
当時 ナビもスマホもなく まして携帯もない時代なので
地図だけが頼りだった・・・しかも田舎なので地図には
たんぼ道も載ってるので、行かなければわからない感じだった
そして夜は数人が出払ってしまうと最後に俺が配達に行かなければならなかった
ある夜 茂原の六田台(ろくただい)にある住宅街へ配達に行った
ここの近くには古い火葬場があって嫌な感じ・・・
地図で場所を確認しているものの 注文してきた家が見当たらない
時間が経過すると半額にしなければなので焦っていた
仕方なく住宅街から表通りに出て電話BOXからお客さんに電話することにした
しかも小雨が降ってきた 電話BOXには男がすでに居た
なんだよ・・早く終らねぇかなぁ・・と思って見ていた
別の電話は500m行くか戻るかだったので そこで掛けたかった
ちょっといやらしいがBOXから20mぐらいの場所に停車しバイクのライトをBOXに向けていた
もちろんBOXを見ていた 男は中に居た・・・
反対側の坂から車が来て車のライトがBOXを照らした・・・
えっ? 男いないじゃん
こっち側には俺 向こう側も100mは歩かないと住宅地に曲がれる道はない
男 何処行った? 急いでお客さんに電話し
すみませんと謝罪し 急いで届けた
店に戻ると他の配達スタッフも戻っていた
バイカーのトシくんに さっきの話をしたら・・・
アキヤマさん知らないんですか? 六田台の電話BOXって出るんですよ
特に雨が降ってる日に男の幽霊が
夜中に通るとずーっと電話が鳴ってる時もあったりで
電話に出ちゃった人が死んじゃうとか噂ですよ・・・
この時代になっても何故か使う人がほとんど居ないはずのその電話BOXをは残っていたのですが
つい最近、撤去されてしまいました
