長尾地区の旅館(現在は廃業)では、座敷童の目撃談が絶えなかった。枕元に子どもが立っていた、障子の向こうに小さな影が走った。旅館の女将は否定せず「この子がいるから、うちは繁盛してきた」と語っていた。旅館が廃業した年、近所の子どもが空き家の窓から手を振る小さな影を見た。座敷童は、まだそこにいるのかもしれない。
第59話
夜の百物語
長尾の座敷童
第59話 / 100話まであと41話
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#怪談#長尾#座敷童
第59話 / 100話まであと41話
長尾地区の旅館(現在は廃業)では、座敷童の目撃談が絶えなかった。枕元に子どもが立っていた、障子の向こうに小さな影が走った。旅館の女将は否定せず「この子がいるから、うちは繁盛してきた」と語っていた。旅館が廃業した年、近所の子どもが空き家の窓から手を振る小さな影を見た。座敷童は、まだそこにいるのかもしれない。