次に声をかけたのは、
はおまりこさんだった。
きっかけはシンプルで、
YEGメンバーからの紹介だった。
最初は、
「こういう企画をやろうとしている」という共有。
そこから話が始まった。
ただ、この人に関しては、
少し違った。
話をすると、すぐに分かる。
単に出演するかどうかではなく、
「この企画をどう成立させるか」という視点で見ている。
ここが大きかった。
普通であれば、出演者は“出る側”だ。
出演する。
パフォーマンスをする。
それが役割になる。
でも、この人は違った。
企画の意図を理解した上で、
「こうした方がいいんじゃないか」という視点が出てくる。
ライブの構成。
見せ方。
細かい流れ。
一つひとつに対して、
現場ベースでの意見が出てくる。
しかも、それが具体的だった。
理想論ではなく、
「実際にやるならどうするか」
そのレベルで話ができる。
これは大きかった。
正直、このフェーズは分からないことが多い。
前例もない。
比較対象もない。
だからこそ、
“経験ベースで話せる人”の存在が効く。
結果として、
出演者という立場を超えて、
——支える側に回っていた
相談する。
意見をもらう。
また調整する。
その繰り返しの中で、
企画の精度が上がっていく。
もちろん、最初からそれを期待していたわけではない。
紹介があって、話をして、
共感してもらえた。
そこから自然とそうなっていった。
でも、振り返ると分かる。
この存在がなければ、
ここまで形になっていなかった可能性は高い。
表に出るのは“出演者”という役割。
でも実際には、
その裏側で支えている部分がある。
今回で言えば、それがこの人だった。
企画というのは、
一人では成立しない。
表に立つ人と、
それを支える人。
その両方がいて初めて、形になる。
そのバランスの中で、
この人は明らかに後者だった。
だからこそ、今回のメンバーに入っている。
