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昼の百物語

茂原の蛙の合唱

52話 / 100話まであと48

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六月の茂原は蛙の声に包まれる。田んぼに水が張られると、夜ごと数千匹の蛙が一斉に鳴き始める。都会から引っ越してきた家族は最初の夜に眠れなかったという。だが一週間もすると蛙の声なしには眠れなくなった。「うるさいはずなのに、なぜか安心する」。自然の音は、人間の睡眠にとって最良のBGMなのかもしれない。

##田んぼ#自然