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夜の百物語

帰らぬ漁師の舟

御宿の浜に伝わる話

2024/2/151分で読めます

御宿の漁師たちは、ある舟のことを口にしない。

その舟は、毎年決まった日に沖に現れるという。

漁火のように明るく照らされ、誰かが手を振っている。

でも、その舟に近づいた者は、二度と戻らない。

「あれは、帰りたかった人たちの船だ」

年老いた漁師は、そう言って海を見つめた。

#漁師#怪談#御宿
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